買って失敗?ウエストゴムがきつい時どうする?
せっかく買った洋服のウエストのゴムがきつくて困ったことはありませんか? 自分で直そうと思っても調整用のゴム穴がない場合、どうしていますか?
スカートやパンツ、パジャマやスウェットなど、通販などで試着せずに買うとき“フリーサイズ”という表記を信じがちですが、届いたボトムスがきつく感じることって意外と多いですよね。
私自身、締め付け感が苦手で、ウエストには余裕がある方が好みです。ゴムを入れ替えたくてもゴム穴が無い時、ゴムを替えずにウエストを伸ばす方法はいくつかあります。
今回は、家にあるもので簡単にウエストゴムを伸ばす方法を2つご紹介します。この方法を知っておけば、通販などで買った服のゴムがきつくても、自分で簡単に伸ばすことができますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
ウエストゴムを伸ばす方法2選!
濡らして広げてウエストゴムを簡単に伸ばす方法
1つ目は、ウエストゴムを濡らして限界まで広げて乾燥させる方法をご紹介します。
①ウエスト部分を水でしっかり濡らす
スプレーで水をかける方法もありますが、それでは十分に水分が染みこまずゴムが伸びません。水道の蛇口で直接、または洗面器などに水を張った所に浸して、ゴムにしっかり水が浸透するように揉み込んで濡らします。十分に濡らしたら軽く絞りましょう。
②限界まで引っ張って伸ばしたまま干す
ここからがポイントです。ゴムを限界まで引っ張ることが大切です。ゴム部分が最大限に広がるように、ゴムの水分でふやけないよう袋に入れたダンボールやタッパーなど、家にあるものを使ってゴム部分を伸ばします。いわば、洋服にダンボールなどを履かせるイメージです。このまま1~2日放置して乾燥させれば完了です。
この方法はゴムを少し劣化させることで広げるものですが、お気に入りの服を快適に着るためには効果的です。1回だけでは不十分な場合は、2~3回繰り返すと理想的なゴムの状態になります。
アイロンのスチームでウエストゴムを伸ばす方法
2つ目の方法は、アイロンのスチームを使ってウエストゴムを伸ばす方法です。このやり方は、アイロンの熱を利用してゴムを劣化させ伸ばします。まず、アイロンを当てても問題ない服かどうか表示を確認してください。
①服をアイロン台に履かせるようにセットする
ウエストゴムがきつい服をアイロン台にセットします。この時、服を裏返して裏側の生地にスチームアイロンを当てるようにします。アイロン台に履かせた状態でゴムを限界まで引っ張り固定するのですが、アイロン台が細くてゴムが十分に伸びない場合は、アイロン台の端にクルクル丸めたタオルを挟むなどして幅を調整します。
②スチームアイロンの熱を当てる
ウエストゴムをピンと張った状態で、高温のスチーム機能を使ってアイロンを当てます。服の素材に合わせてスチーム設定を調整してください。アイロンを平らに置いて3〜5分間スチームを当てます。必要なら当て布をしたり、少し浮かせて当てても良いでしょう。(火傷に注意してください)
焦げないように気を付けながらスチームを当て続けます。少しずらして別のゴム部分に移動し、同じように3〜5分間スチームを当てます。
冷めたのを確認してから試着してゴムが伸びすぎていないか途中で何度かサイズを見ることをお勧めします。
この方法はアイロンが使える生地に限られますが、必要なものはスチームアイロンとアイロン台だけです。もしアイロン台がない場合は、古いハンガーやすべらないハンガーなど幅の広いものを使って伸ばしながらスチームをあててください。ハンガーがしなってピンと張れない場合は、何本か重ねて補強すると良いですよ。
ウエストゴムを伸ばすその他の方法
他にもウエストゴムを伸ばす一般的な方法には、以下のようなものがあります。
プロに依頼してお直ししてもらう
プロに依頼すれば綺麗に直せますが、料金がかかります。高価な服にはおすすめですけれど、普段着にはコストパフォーマンスが悪いです。
ゴムにステッチを入れる
ゴムを引っ張りながらステッチを入れて固定する方法です。手縫いやミシンで縫えますが、手間が掛かる事と、見た目が多少悪くなることがあります。
椅子の背もたれやハンガーを使って伸ばす
一時的に多少伸びますが、元に戻りやすいです。
乾燥機に入れる
ゴムが伸びる原因の一つに乾燥機があると言われています。
繰り返し乾燥機にかけることで伸びる事はありますが、即効性はなくゴムがきついままの場合も多いです。
まとめ
今回は、ゴム穴がない服のウエストゴムがきつい場合の対処法についてご紹介しました。
時間とスペースがある場合は、ゴム部分を濡らして限界まで伸ばした状態で1~2日放置して乾かす方法が、素材を問わず効果的です。
また、アイロンが使える素材であれば、スチームアイロンを使って簡単にウエスト部分を広げることができます。
この方法は洋服のウエストゴムだけでなく、ゴムを使っているヘアバンドやスイミングキャップ、下着類などにも使えます。
スチームアイロンを使う際は、同じ箇所に数分間当てるだけですが、伸ばし過ぎや生地を傷めないようにすることと、火傷にも十分注意してくださいね。