Outlookを開いたとき、突然「.ostの古いコピーが使用されています。Outlookを終了し、ファイルを削除して再起動してください」と出ると、びっくりしますよね。
でも大丈夫。これは多くの場合、Outlookが一時的に持っている“作業用データ(.ost)”の整合が取れなくなっただけです。手順どおりに進めれば、メールそのものが消える心配は基本的にありません。
この記事では、まず結論から安心ポイントを押さえたうえで、.ostの意味、場所の開き方、削除の手順、うまくいかない時の考え方まで、スマホでも読みやすい形で丁寧にまとめます。
まず結論|このエラーはどう対処すればいい?
最初に不安をほどいてから、落ち着いて作業に進みましょう。
結論:ostファイルを削除して再起動すれば解消するケースが多い
表示されているメッセージの通り、基本はシンプルです。
- Outlookをいったん終了する
- 対象の .ostファイル を削除する
- Outlookを起動し直す
すると、次回起動時(または送受信開始時)にOutlookが新しい.ostを自動で作り直し、エラーが出なくなることが多いです。
メールが消える心配はある?基本的な考え方
結論から言うと、多くの人は心配しなくてOKです。
理由は、.ostは「メール本体」ではなく、Outlookがパソコン内に作る同期用のコピーだからです。
ただし、似た名前の .pst は扱いが違うので、そこだけは慎重に見分けましょう(後の章でやさしく整理しますね)。
作業前に知っておきたいこと|削除前の不安を整理
不安なまま進めると手が止まりやすいので、ここでスッキリさせておきます。
削除前チェックリスト(かんたん3項目)
- 削除しようとしているファイルの拡張子が「.ost」になっている
- Outlookが完全に終了している(裏で起動していない)
- 削除対象が今使っているアカウントのデータか、大まかに把握できている
「削除=完全に消える」と誤解されやすい理由
パソコンで「ファイルを削除」と言われると、つい
- メールが全部消えるのでは?
- 取り返しがつかないのでは?
と感じますよね。
でも今回削除するのは、Outlookが一時的に持っている作業データです。
例えるなら、
- Webメール側:本棚(本体が置いてある場所)
- Outlookの.ost:手元のメモ(読みやすくするための控え)
のような関係です。
手元のメモが壊れたら作り直せる、というイメージでOKですよ。
ノートパソコン・会社PCでも同じ考え方でいい?
基本の考え方は同じです。
ただし会社PCでは、
- データ保存場所が管理されている
- ルール上、勝手な削除を避けたい
という場合もあります。
もし「業務PCで不安が強い」ときは、まずは.ostの場所を確認するところまで進めて、削除は社内ルールに合わせる…という進め方でも大丈夫です。
エラーメッセージの意味をかみ砕いて理解しよう
意味が分かると、怖さがグッと減ります。
よくある表示パターン(文言の違い)
Outlookのバージョンや環境によって、次のように少し表現が違う場合があります。
- 「Outlook データ ファイル(.ost)の古いコピーが使用されています」
- 「この Outlook データ ファイル(.ost)は最新ではありません」
- 「Outlook を終了して、このファイルを削除してください」と案内される
文言が違っても、意味はほぼ同じで、ostファイルを作り直すことで改善するケースが多いと考えて大丈夫です。
「Outlookデータファイル(.ost)の古いコピー」とは?
Outlookは、メールを表示したり検索したりするために、パソコンの中に
- 受信メール
- 送信済み
- フォルダ構成
などの“写し”を保存して使います。
その保存ファイルが .ost(Outlookデータファイル) です。
この.ostが何らかの理由で古い状態になったり、整合が取れなくなったりすると、
「古いコピーを使っているよ。作り直してね」
という意味でエラーが出ます。
なぜ突然このエラーが表示されるのか
よくあるきっかけは次のようなものです。
- PCの再起動やシャットダウンが急だった
- Outlookの更新が入った
- 同期(送受信)の途中で通信が不安定になった
- スリープ復帰後に状態がズレた
どれも「あなたが何か失敗した」というより、タイミングのズレで起こることがあるタイプです。
ostファイルは削除しても本当に大丈夫?
ここが一番気になるところですよね。
ostファイルの役割|実は作業用のコピー
.ostは、Outlookを快適に使うための同期用データです。
- 表示を速くする
- オフラインでも見られるようにする
- 検索しやすくする
こういった目的で、パソコン内に“写し”を置いています。
なので、壊れたなら削除して作り直す、という流れが成立します。
Gmail・Yahoo・Outlook.comのメールが消えない理由
GmailやYahoo!メール、Outlook.comなどのアカウントは、メール本体が
- Yahoo!
- Microsoft
などのサーバー側に保存されています。
Outlookはそこへ接続してメールを表示しているので、.ostを削除しても、再同期すればまた表示されます。
注意:pstファイルとの違いは必ず知っておこう
ここだけは大切なので、やさしく整理します。
- .ost:サーバーと同期するためのコピー(作り直せることが多い)
- .pst:ローカルに保存するデータ(消すと影響が出やすい)
今回のエラー文に出てくるのは .ost です。
削除する対象が本当に.ostかどうか、ファイル名の最後(拡張子)を必ず確認してから進めましょう。
例外として知っておきたいケース
ごく一部ですが、.ostの削除をすぐに行わない方がよい環境もあります。
- 会社独自のメールシステムや、厳しい管理ルールがある社内PC
- 管理者権限が制限されており、データ操作に制約がある場合
- 特殊な業務用アドインが組み込まれているOutlook環境
このような場合は、無理に削除せず、IT担当者や管理部門に確認してから進めると安心です。一般的な個人利用のOutlookでは、ここまで心配しなくても大丈夫なケースがほとんどですよ。
ostを削除する前に試せる簡単チェック
「削除はちょっと怖い…」という方は、先に軽いチェックを挟むのもおすすめです。
どれくらい待って直らなければ削除に進む?目安
一度Outlookを再起動しても、起動のたびに同じエラーが表示される場合や、少し時間を置いても状況が変わらない場合は、.ostファイルの作り直し(削除)に進んで問題ないケースが多いです。
Outlookの再起動だけで直るケース
まずは一度、Outlookを閉じてもう一度開いてみましょう。
それだけで、たまたまのズレが戻ってエラーが消えることもあります。
一時的な同期ズレの可能性
ネットが不安定な時間帯や、スリープ復帰直後に出ることもあります。
- Wi‑Fiをつなぎ直す
- 少し時間を置いてから開く
これで落ち着くケースもあります。
それでも出続けるなら、.ostの作り直し(削除)に進むのがスムーズです。
Outlookでostファイルの場所を確認する方法
ここからは手順です。落ち着いて、上から順に進めてくださいね。
※保存先のパスに自分のユーザー名が含まれるのは、Windowsが利用者ごとにデータを分けて管理しているためです。人によって表示される場所が少し違っても、正常な状態なので安心してください。
設定画面からostファイルの保存場所を開く手順
- Outlookを起動する(エラーが出たらいったん閉じる)
- 画面左上の [ファイル] をクリック
- [アカウント設定] を開く
- もう一度 [アカウント設定] をクリック
- 上のタブから [データファイル] を選ぶ
- 対象の行を選んで [ファイルの場所を開く]
すると、エクスプローラーで保存先フォルダが開きます。
複数のデータファイルがある場合の見分け方
複数のメールアカウントを登録していると、データファイルも複数並ぶことがあります。
迷ったら、次を見てください。
- 種類(拡張子)が .ost になっているか
- エラーが出ているアカウントに近い名前か
不安な場合は「.ostの行だけ」を選ぶ、という考え方でもOKです。
ostファイル削除の具体的手順【初心者向け】
ここがメイン作業です。焦らず、ゆっくりで大丈夫ですよ。
削除前に確認しておきたいポイント
- Outlookが完全に閉じているか
- 対象ファイルが .ost になっているか
この2つが確認できれば、進めやすいです。
ostファイルを削除する手順(ステップ形式)
- 保存先フォルダを開いた状態で、末尾が .ost のファイルを探す
- 右クリックして [削除] を選ぶ(またはゴミ箱へ)
- 削除できたら、フォルダを閉じる
※削除できない場合は、次の点を確認してみてください。
- 「ファイルを使用中です」「権限がありません」と表示される場合は、Outlookが裏で起動していることがあります。一度Outlookを完全に終了してから、もう一度試してみましょう。
- それでも削除できない場合は、無理に進めず、PCを再起動してから操作すると解消することもあります。
削除後にやること|Outlookの再起動と確認
- Outlookを起動する
- しばらく待つ(初回は新しい.ostを作るため少し時間がかかることがあります)
- 送受信を確認する
エラーが出なければ完了です。
削除してもエラーが消えない場合の考え方
ここまでやっても直らないと、不安になりますよね。
ただ、この段階で慌てる必要はありません。多くの場合は「操作を間違えた」のではなく、Outlook側の処理や同期がまだ追いついていないだけというケースがほとんどです。落ち着いて順番に確認すれば、解消できることが多いですよ。
でも多くは「作業が間違い」というより、別のポイントが残っているだけです。
Outlookが完全に終了できていないケース
見た目は閉じていても、裏で残っていることがあります。
- いったんOutlookを閉じる
- 少し待ってから起動し直す
これだけでスッと進むこともあります。
別のアカウント・別のostが原因の場合
複数アカウントがある場合、別の.ostが対象のこともあります。
- エラーが出ているアカウント
- データファイル一覧に表示される場所
を照らし合わせて、対象を確認してみてください。
再作成に少し時間がかかることもある
.ostは「作り直した直後」に、メールを再同期します。
その間、
- 表示が一時的に少ない
- 反映に時間がかかる
ことがあります。
しばらく待つと落ち着くケースも多いので、焦らなくて大丈夫ですよ。
同じエラーが繰り返し出るときの注意点
「直ったのに、また出る…」というときは、原因の方向性が少し変わります。
Windows更新・Outlook更新との関係
更新後は、
- 設定の読み込み
- 同期のタイミング
が変わることがあり、.ostの再作成が必要になるケースがあります。
この場合も、基本は今回の流れ(.ost作り直し)が効きやすいです。
複数アカウント利用時に起こりやすい例
- 仕事用と私用を同時に入れている
- 使わないアカウントが残っている
などの場合、古いアカウント側でズレが出てエラーにつながることもあります。
「今使っているアカウントだけ」を中心に、データファイル一覧を見直すと整理しやすいですよ。
毎回エラーが出る場合は、使っていないアカウントや現在使っていないメール設定が残っていないかを一度整理してみるのも一つの方法です。環境をシンプルにすることで、同じエラーが起きにくくなることもあります。
ost削除後によくある変化と正常な状態
「これって失敗?」と感じやすいポイントを、先に知っておきましょう。
起動が遅くなることがある理由
新しい.ostを作った直後は、データを集め直すので
- 起動がいつもよりゆっくり
- 送受信開始まで時間がかかる
ことがあります。
メール表示まで時間がかかる場合の目安
最初は、最新のメールから順に表示が整うことがあります。
メールの量が多いほど時間がかかることもあるので、
「いったん待つ」
という選択も、ちゃんと正解です。
📌 関連記事:受信トレイが見えない・届かないと感じたときは
.ostを作り直した直後は、同期のタイミングによって「メールが少なく見える」「受信トレイが表示されない気がする」と感じることがあります。
そんなときは、受信トレイ側の原因(表示設定・同期・端末差など)も合わせて整理しておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
最後に、よく迷いやすいところをQ&Aでまとめます。
Q1. ostファイルを削除すると設定は消えますか?
A. 多くの場合、アカウント設定そのものが消えるというより、Outlookが同期用データを作り直すイメージです。見え方が整うまで少し時間がかかることはあります。
Q2. メールが再同期されるまでどれくらいかかりますか?
A. メール量や通信環境によって差があります。最初は最新のメールから表示が整うことがあるので、焦らず少し待ってみてください。
Q3. 容量が大きいostは問題になりますか?
A. 容量が大きいほど、作り直し直後の同期に時間がかかることがあります。エラーが出ている場合は、今回のように作り直すことで改善するケースがあります。
Q4. ostは定期的に削除した方がいいですか?
A. 基本は「困った時に作り直す」でOKです。普段問題なく使えているなら、無理に触らなくても大丈夫ですよ。
Q5. Windows11でも同じ手順で大丈夫ですか?
A. はい、基本の流れは同じです。Outlookの画面表示は細部が違うことがありますが、「ファイル → アカウント設定 → データファイル → 場所を開く」の流れで確認できます。
Q6. ostを削除した後、元に戻せますか?
A. 削除した.ostファイルそのものを元に戻すことはできませんが、Outlookは起動時に新しい.ostを自動で作成し、サーバーからメールを再同期します。そのため、結果的に元の状態に近い形へ戻るケースがほとんどです。
Q7. 会社PCで自分で削除していいか迷ったら?
A. 社内ルールや管理設定によっては、利用者がデータ操作を行わない方がよい場合もあります。迷ったときは、削除せずにIT担当者や管理部門へ確認するのが安心です。個人利用のPCとは考え方が少し異なる点だけ覚えておきましょう。
まとめ|慌てなくて大丈夫。ostエラーは落ち着いて対処しよう
「.ostの古いコピーが使用されています」と出ると、つい不安になりますが、原因の多くはOutlookが持っている同期用データ(.ost)がうまく噛み合っていないだけです。
.ostは“作業用のコピー”なので、削除して作り直してもメール本体が消える心配は基本的にありません。
まずはOutlookの設定から保存場所を開き、対象が.ostであることを確認してから進めれば、落ち着いて対処できます。
削除後は新しい.ostの作成と同期で少し時間がかかることもありますが、慌てず待てば整ってくるケースが多いです。
うまくいかないときは、Outlookが完全に終了できているか、別のアカウントの.ostが対象ではないかもチェックしてみてください。
是非参考にしてみて下さいね。
🔎 補足:Outlookで別の警告メッセージが出る場合はこちら
今回は「.ostの古いコピー」エラーの対処をまとめましたが、Outlookでは別の種類のメッセージ(セキュリティ警告など)が表示されることもあります。
表示内容が違うと不安になりやすいので、似た「警告メッセージ系」の困りごとは次の記事も参考になります。
