今回は、メルカリにログインしようとした際に「Windows セキュリティ 本人確認をしています。」というメッセージが現れる問題について説明します。
この問題は、Windows セキュリティからの本人確認要求が表示され、メルカリのサインインが必要になります。このメッセージは、Google LLCが発行したChromeブラウザからの要求で、セキュリティキーをUSBポートに差し込むように指示されます。
しかし、表示されるのはキャンセルボタンのみで、ログインが完了しないことがあります。このような場合の原因と具体的な対処法を詳しく解説するので、困ったときの参考にしてください。
「Windows セキュリティ本人確認中」メルカリログインができない原因と解決策
メルカリでログインが困難な時の対策
メルカリでお買い物や出品を楽しみたいのに、「Windows セキュリティ本人確認中」というメッセージが出てログインできないことがありますね。この状況は、メルカリが採用している新しいログイン方式「パスキー認証」が関係していることが多いです。
パスキー認証とは何か?
パスキー認証は、従来のパスワード方式に代わるもので、セキュリティを強化しつつログインプロセスを簡単にするために導入されました。パスキーは端末内で保管されるため、外部に漏れる心配がなく、また複雑なパスワードを覚える必要もありません。ユーザーは生体認証やシンプルな操作で簡単にログイン可能です。
「Windows セキュリティ本人確認中」が表示される理由と解決方法
「Windows セキュリティ本人確認中」というメッセージが出るには、いくつかの理由があります。
セキュリティキーが必要です
メルカリでパソコンからログインするとき、セキュリティキーをUSBポートに挿入するよう求められることがありますね。これは、二要素認証が設定されている場合に見られることです。もし物理的なセキュリティキーを設定した記憶がなければ、Chromeの「chrome://password-manager/settings」や「chrome://settings/payments」で「Windows Helloを使用して…」という設定を確認し、オフにする必要があるかもしれません。
パスキー認証の導入
メルカリは2024年9月2日からパスキー認証を始め、徐々に従来のパスワード方式から移行しています。パスキー認証を設定したパソコンでは、ログイン時に自動的にこの方式が求められ、Windows セキュリティが本人確認を行います。この場合は、登録済みのスマホで生体認証を使用するか、あるいはパスキーを使ってログインしてみてください。
パスキー認証の問題
時にはパスキー認証に問題が発生し、「Windows セキュリティ本人確認中」と表示されることがあります。このようなときは、メルカリのサポートに連絡して、状況を詳しく説明し、どうすれば良いか指示を求めることが推奨されます。
ブラウザ設定の問題
使用しているブラウザの設定に問題があると、本人確認プロセスに支障をきたすことがあります。ブラウザの「セキュリティとプライバシー」の設定をチェックし、CookieやJavaScriptが適切に設定されているかを確認してください。
新しいデバイスからのログイン
普段使わないデバイスや場所からのログイン試行は、セキュリティチェックを促し、本人確認が必要になることがあります。もし覚えがないログイン試行があれば、アカウントのセキュリティをさらに強化するために、パスワードの変更を検討してみてください。
メルカリ|PCでのパスキー認証の設定とログイン方法
パソコンでパスキー認証を設定し、利用する方法をご紹介します。
パスキー認証の設定手順
手順 | 説明 |
---|---|
メルカリにアクセス | パソコンのブラウザからメルカリのサイトにアクセスし、ログイン画面で「パスキーでログイン」を選択します。 |
QRコードの表示とスキャン | パスキーが利用可能な場合、画面にQRコードが表示されます。スマホでこのQRコードを読み取ってください。 |
スマホでの認証完了 | スマホでパスキー認証を完了すると、パソコンで自動的にログインされます。 |
パスキーのパソコンへの登録 | 一度ログインすると、パソコンにパスキーを登録できます。登録後は、次回からパソコンだけでログインが可能になります。 |
パソコンのモデルや使用しているブラウザの種類によって、パスキー認証が利用できない場合があります。利用できない場合は、メルカリのサポートセンターやヘルプページで対応方法を確認してくださいね。
メルカリでパスキー認証の利用に関するFAQ
Q: パソコンでパスキー認証がうまくいかない場合、どうしたらいいですか?
A: はじめに、パソコンのBluetoothが有効になっているかご確認ください。次に、ご使用のブラウザがパスキー認証をサポートしているか確認が必要です。サポートされていない場合は、ブラウザを最新版に更新するか、別のブラウザを試してみることをお勧めします。
Q: パスキー認証を解除した方がいいですか?
A: パスキー認証を解除することは推奨しません。パスキー認証は非常に高いセキュリティを保ち、パスワード使用時よりも安全で、リスクが低いログイン方法です。
Q: 新しいスマホに変えた場合、パスキーはどう移行しますか?
A: パスキーはGoogleアカウントやApple IDにリンクされており、新しいデバイスへは自動で同期されます。ただし、AndroidからiPhoneなど、異なるOSへの移行の際は、パスキーを手動で移行する必要がある場合があります。具体的な手順については、メルカリのヘルプページをご参照ください。
まとめ
メルカリログイン時に「Windows セキュリティ本人確認をしています。」という通知は、メルカリがセキュリティを向上させるために導入したパスキー認証に関連しています。このシステムが有効になると、以前のログイン方法(メールアドレスや電話番号とパスワード)は使えなくなります。
通知が表示された場合の主な対応策は次のとおりです:
1. セキュリティキーの要求
パソコンでログイン時に「セキュリティキーをUSBポートに挿入してください」と表示されることがあります。これは、二要素認証の要請です。覚えがない場合は、Chromeの「chrome://password-manager/settings」と「chrome://settings/payments」で「Windows Helloを使用して…」の設定がオンになっているか確認し、必要に応じてオフにしてください。
2. パスキー認証を利用してのログイン
パスキー認証が設定されていると、自動的にWindows セキュリティによる本人確認が要求されます。この場合、事前に登録したスマホで生体認証を行うか、パスキーを使用してログインしてください。
3. パスキー認証の不具合
もしメルカリのパスキー認証システムに問題があれば、メルカリサポートに連絡しましょう。
4. ブラウザの設定問題
ブラウザのセキュリティ設定が原因で本人確認がうまくいかない場合があります。セキュリティとプライバシーの設定をチェックしてください。
5. 異なるデバイスからのログイン試行
新しいデバイスや通常と異なる場所からのログインはセキュリティチェックを引き起こすことがあります。不審なログイン試行があれば、出所を確認し、必要ならMicrosoftの公式サポートに相談してください。
これらの対策を講じることで、アカウントとデバイスの安全を守りつつ、メルカリを安心してご利用いただけます。ぜひ参考にしてみて下さいね。