最近、X(旧Twitter)で「自分のイラストをフィギュアにできるAIがすごい!」と話題になっています。
イラストが立体的になって動き出したような画像や、まるで本物のフィギュアみたいなAI出力に「どうやって作るの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、今SNSで注目されている「AIによるイラストのフィギュア化」について、初心者の方でも安心して試せるおすすめツールや、その使い方・注意点までわかりやすくまとめました。
無料で使えるものやスマホだけで完結できるサービスもあり、自分の推しキャラやオリジナルイラストをより魅力的に見せたい方にぴったり。
「どれを選べばいいか分からない」「SNS映えする画像を作りたい」そんなあなたに役立つ内容になっています。
ぜひ参考にして、あなたのイラストを3Dの世界へ飛び出させてみてくださいね。
- SNSで話題急上昇!「AIフィギュア化」ってどんなもの?
- AIでフィギュア画像が作れるおすすめツール【比較表あり】
- Beauty Cam(BeautyPlus)でイラストを3D変換
- YouCam AI Proでフィギュア風イメージを作る
- Gemini 2.5(Google)でイラストを立体風に
- Microsoft Copilot 3Dで3Dモデルを生成
- DMM.makeで実物フィギュア化に挑戦!
- Meituで遊び感覚のフィギュア化を体験
- Geminiを使った「イラスト→フィギュア画像」の作り方
- フィギュア風画像を綺麗に作るコツ
- 著作権・利用ルールの確認も忘れずに
- ❓AIフィギュア化に関するよくある質問(Q&A)
- まとめ|AI時代の“推しキャラ”の楽しみ方
SNSで話題急上昇!「AIフィギュア化」ってどんなもの?
ちょっと不思議でワクワクする「AIフィギュア化」の世界をご紹介します。
X(旧Twitter)でバズったきっかけ
きっかけは「Beauty Camで描いたイラストがフィギュアみたいになった!」というXポスト。
そこから一気にAIツールを使った“立体画像”作りが話題となりました。
イラスト好きや創作勢の間で注目される理由
イラストを描く人にとって、自分のキャラが立体的に見えるのはまさに夢のよう。
SNSアイコンや投稿素材として使えるだけでなく、創作のモチベアップにもつながります。
AIでフィギュア画像が作れるおすすめツール【比較表あり】
どのツールが合うか迷ったら、まずはこの比較から。
各ツールの特徴・料金・使いやすさを比較
ツール名 | 対応端末 | 特徴 | 無料/有料 | フィギュア化精度 |
---|---|---|---|---|
Beauty Cam | iOS/Android | AI顔生成・3D加工◎ | 一部無料 | 中〜高 |
YouCam AI Pro | iOS/Android | 顔パーツ調整に強い | 一部無料 | 高 |
Gemini 2.5 | PC/スマホ | プロンプト指示で生成 | 無料 | 高(工夫必要) |
Copilot 3D | Windows(Edge) | 3Dモデル出力対応 | 無料 | 高 |
DMM.make | Web | 実物フィギュア注文OK | 有料 | 最高 |
Meitu | iOS/Android | 加工フィルター・AI変換◎ | 一部無料 | 中 |
Beauty Cam(BeautyPlus)でイラストを3D変換
アプリ感覚で使えてとっても簡単。
AIフィギュア風加工の特徴
もともと美肌加工やフィルター機能で人気のあったBeauty Camですが、近年は3Dアバター作成機能が注目されており、イラストや自撮りを元に立体感のあるキャラクター風のビジュアルに変換できると話題になっています。
AIによる顔認識を活用して、まるで実在するフィギュアのような仕上がりが得られ、特にデフォルメされた柔らかい質感や、丸みのあるシルエットが女性ユーザーに人気です。
可愛らしく、優しい印象のあるスタイルで、SNSアイコンやプロフィール画像として使う人も増えています。
さらに、選べる背景や小物パーツで遊び心をプラスできる点も魅力のひとつです。
使うときの注意点や制限
無料版では生成した画像に透かしが入ることがあり、保存枚数にも上限があります。
また、画像の商用利用や他人のイラストを加工する場合は、利用規約に十分な注意が必要です。
特にファンアートなどを扱う際は、原作者の権利を尊重するようにしましょう。
YouCam AI Proでフィギュア風イメージを作る
より本格的に3D風を再現したい人にぴったり。
おすすめ機能と3D変換の仕上がり
YouCam AI Proでは、輪郭補正・明るさ・色味・目の大きさなど、細かい調整ができるため、自分の理想とするキャラクター像に近づけやすいのが魅力です。
特に、顔パーツの位置やサイズを微調整することで、より立体感のあるフィギュア風に仕上がります。
また、あらかじめ用意されているフィギュア風のプリセットが豊富で、アニメ調・リアル調・デフォルメ調などバリエーションも多彩。
それぞれのプリセットには、照明や影の効果も組み込まれており、まるで実際のフィギュアを撮影したかのような奥行きある仕上がりになります。
初心者の方でも、ワンタップでフィギュアらしい演出ができるため、とても使いやすいですよ。
精度を高めるためのコツ
高精度な仕上がりを目指すなら、まず元になるイラストが大切です。
できるだけ明るく、背景がすっきりしていて、輪郭や目鼻立ちがはっきり描かれているものを選びましょう。
特に輪郭線がぼやけていたり、線画が細すぎるとAIが正確に認識できず、仕上がりが曖昧になることがあります。
また、人物が正面を向いている構図の方が安定しやすく、色使いも
はっきりした方が綺麗に再現されます。
背景はシンプルにして、余計な装飾を控えるとよりフィギュアらしさが際立ちますよ。
Gemini 2.5(Google)でイラストを立体風に
テキストだけで画像が作れる時代に!
プロンプト入力で立体イラストを生成
Geminiは、Googleが提供する多機能な生成AIツールで、文章での命令(プロンプト)に応じて画像も出力できる点が特徴です。
「3D anime figure風にして」「可愛いフィギュアみたいな感じで」といった命令文を入力するだけで、イメージに近い画像を自動で生成してくれます。
他のツールと異なり、イラストや写真を直接使わなくても、テキストだけでAIがイメージを構築してくれるので、オリジナル要素を活かしたい方や、構図から考えたい創作派の方にとってはとても便利な存在です。
プロンプトを工夫することで、アニメ風・リアル風・SDキャラ風など、さまざまなテイストに対応可能。
背景や質感まで調整できるため、まるで3Dレンダリングのようなクオリティに仕上げることも夢ではありません。
ただし、うまく仕上げるためにはいくつか英語での指示語を知っておくと便利です。
おすすめのプロンプト例(※日本語訳つき)
※AIに入力するプロンプトは、基本的に英語の方が認識精度が高く、期待通りの画像が出やすくなります。
特にGeminiやChatGPTなど海外発の生成AIは、英語の構文に最適化されているため、可能な限り英語での入力をおすすめします。 このリストでは、日本語訳も付けてありますので、意味を確認しながら応用してみてください。
- anime girl, figurine style, soft lighting, high detail
→ アニメ風の女の子、フィギュアスタイル、柔らかい照明、高精細 - 3D chibi figure, plastic material, full body, soft shadow
→ 3Dのちびキャラフィギュア、プラスチック素材、全身、柔らかい影付き - original anime character, clay figurine style, studio lighting
→ オリジナルアニメキャラ、粘土フィギュア風、スタジオ照明 - cute girl in idol costume, 3D figure render, pastel tone
→ アイドル衣装の可愛い女の子、3Dフィギュア風レンダリング、パステルトーン
Microsoft Copilot 3Dで3Dモデルを生成
立体化したい方にはこちら。
機能と特徴
Microsoft Copilot 3Dは、Edgeブラウザ上で利用できるAI支援ツールで、画像やテキストから3Dモデルを生成できる革新的な機能を備えています。
とくに注目されているのは、手元にある画像データをもとに立体的なオブジェクトをAIが自動生成してくれる点。
イラストや2Dキャラクターの資料をアップロードするだけで、奥行きのあるモデルとして再構築してくれるため、専門的な3DCGスキルがなくても手軽に楽しむことができます。
また、AIの解析によって形状の自然な補完や、凹凸の再現も可能で、初心者でも直感的に使える設計になっています。
使い方と必要な環境
Copilot 3Dを使うには、Windows搭載のパソコンとMicrosoft Edgeブラウザが必要です。
特別なアプリのインストールは不要で、ブラウザ上のCopilotにアクセスすればすぐに利用できます。
使い方はとてもシンプルで、画像やテキストを入力・アップロードするだけでOK。
あとはAIが自動的に3Dモデルを生成し、画面上にリアルタイムでプレビュー表示してくれます。
複雑な操作がいらないので、初めての方でも安心して試せますよ。
出力できる3D形式とは?
Copilot 3Dは、作成したモデルをSTL形式やOBJ形式でエクスポートすることができ、これらは3Dプリンターでの出力や外部サービスへの入稿に広く対応しています。
とくに、DMM.makeやShapewaysなどの3Dプリントサービスでは、STL形式での提出が推奨されているため、相性抜群です。
自作のキャラクターやオリジナルデザインを現実の立体物にする第一歩として、とても頼りになるツールです。
DMM.makeで実物フィギュア化に挑戦!
画面の中から、実物へ。
AIで作ったデータを実物化する方法
DMM.makeは、自分で作成した3Dモデルデータをもとに、実際に立体のフィギュアを製造・発送してくれる日本国内の人気サービスです。
AIで生成したフィギュア画像や、Copilot 3D・Geminiなどで出力したモデルデータ(STL形式など)をアップロードすることで、オリジナルキャラのフィギュアを自宅に届けてもらうことが可能になります。
色付きやモノクロ、素材の選択などにも対応しており、好みに合わせてカスタマイズできるのが魅力です。
個人の創作活動を形にする手段として、初心者から経験者まで幅広く利用されています。
入稿時の注意点と費用感
まず第一に、3Dプリントする際の料金は「サイズ」「素材」「塗装の有無」によって大きく変わります。
小さめのフィギュアであれば数千円台から作成可能ですが、大型になると数万円を超えることもあります。
また、入稿する3Dデータは正しい形式で保存されているか、厚みやパーツの結合に問題がないかなど、事前チェックも重要です。
さらに、著作権や肖像権に配慮し、必ず自作または使用許可のあるデータを使うようにしましょう。
ファンアートなどをフィギュア化したい場合も、販売・配布せず個人利用にとどめるのが基本です。
Meituで遊び感覚のフィギュア化を体験
スマホひとつで気軽に楽しめるのがMeituの魅力です。フィギュア風の加工を試したいけれど難しい操作は苦手…という方にもぴったりなアプリです。
Meituの特徴
Meituは長年人気のスマホ加工アプリで、AIを活用したフィルターやエフェクト機能が充実しています。
イラストや写真を立体的に見せる加工が可能で、遊び感覚でフィギュア風の仕上がりを楽しめます。可愛らしいスタンプや背景効果も豊富で、SNS向けの素材作りにぴったりです。
さらに、最近ではAIによる自動補正機能も進化しており、肌質や色合いをワンタップで最適化できるのも魅力です。
海外ユーザーからの人気も高く、定期的に新しいエフェクトが追加されるので飽きずに長く使えます。
注意点
本格的な3Dデータ出力には対応していないため、あくまでSNS投稿や個人利用向けと考えるのが安心です。
無料でも十分楽しめますが、高解像度保存や追加機能は有料版限定の場合があります。商用利用を考える際には、必ず利用規約を確認するようにしましょう。
また、アプリ内課金やプレミアムプランを利用すると、より多くの素材や高度な編集機能にアクセスできますが、利用前に必要性を見極めて選ぶことをおすすめします。
Geminiを使った「イラスト→フィギュア画像」の作り方
プロンプトの工夫がカギです。
プロンプトを工夫して出力精度アップ
プロンプトを工夫することで、AIがより正確にイメージを読み取り、立体感のある仕上がりになります。
「figurine」「clay figure」「anime character」などの単語を含めるだけでも雰囲気が大きく変わります。
さらに、「3D render」「studio lighting」「full body」「plastic texture」などの言葉を追加すると、より具体的でリアルなフィギュア風の出力が期待できます。
アニメ調やデフォルメ調にしたい場合は、「chibi」「kawaii style」なども有効です。
自分のイラストに合ったプロンプトの言葉をいくつか組み合わせて試してみるのがおすすめですよ。
生成後の画像加工手順(背景除去や色補正など)
AIで生成された画像は、そのままでも十分素敵ですが、ひと手間加えることで完成度がさらにアップします。
まずは背景除去。背景がごちゃついているとフィギュアらしさが薄れてしまうので、Remove.bgのような無料サービスで背景を透過するとスッキリします。
その後、色味の調整をCanvaやAdobe Expressなどの無料編集ツールで行うと、立体感や陰影がより際立ち、フィギュアっぽさが強調されます。
画像の明るさやコントラストを微調整するだけでも、グッと雰囲気が変わりますよ。
背景を白やパステルカラーに整えて、完成イメージを統一感のある仕上がりにするのもおすすめです。
フィギュア風画像を綺麗に作るコツ
意外と重要なのが“素材の選び方”。
AIが認識しやすいイラストの特徴
AIがフィギュア風画像を生成する際に、元となるイラストの質はとても重要です。
特に、はっきりとした線や明瞭な輪郭はAIの認識精度を高めるポイント。
線が細すぎたりぼやけていたりすると、立体化の際に形状が崩れてしまう可能性があります。
また、色合いも重要で、明るくコントラストのはっきりした配色が理想的です。
暗すぎる色やくすんだトーンだと、立体感がうまく再現されにくいことがあります。
構図としては、正面からのシンプルなアングルが最も安定して処理されやすく、全体像をきれいに反映させたい場合におすすめです。
横顔や斜めからの構図も対応できますが、少し上級者向けになります。
ポーズや色合いの工夫でリアルさアップ
よりリアルなフィギュア感を出すためには、ポーズ選びにもひと工夫が必要です。
真っ直ぐ立っただけのポーズよりも、少し腕を曲げたり、足をクロスさせたりといった動きのあるポーズが、立体感や自然なシルエットを引き出してくれます。
また、髪や服の流れを意識した構図にすると、フィギュア特有の“動きのある造形”がより表現されやすくなります。
色合いについても、濃淡をしっかりつけることで陰影が強調され、照明や光の当たり方を想像しやすくなるため、よりリアルな出力につながります。
背景は、単色や淡いグラデーションにすることで、キャラ自体がより引き立ち、フィギュアらしさが一層際立ちますよ。
著作権・利用ルールの確認も忘れずに
安心して楽しむために、基本ルールは押さえておきましょう。
自作イラストと他人のイラストの違い
基本的に「自分で描いたもの」以外は、すべて他人が創作した著作物にあたります。
たとえインターネット上で公開されていたとしても、無断で使用・加工・変換を行うことは著作権侵害にあたる可能性があります。
「個人で楽しむだけだから」と思っていても、SNSなどで公開することで問題になるケースもあります。
自分で描いたオリジナルのイラストであれば、安心してフィギュア化や加工が楽しめます。
それ以外の場合は、必ず著作権者の許可を得るか、著作権フリーの素材を使用しましょう。
ファンアートを使いたい場合でも、利用ガイドラインの確認は必須です。
商用利用・SNS投稿時のチェックポイント
AIで作成した画像を商品に使用したり、SNS投稿から集客や販売につなげたりする場合は、「商用利用」に該当する可能性があります。
ツールごとに利用可能な範囲が異なるため、利用規約やFAQをしっかり確認しましょう。
特に、収益化を前提とした活動(販売・広告・プロモーションなど)に使う場合は、個人利用と明確に線引きされていることがあります。
個人アカウントでの投稿でも、収益化リンクが含まれる場合は要注意です。
ツールごとの利用規約の違いに注意
同じように見えるツールでも、利用規約の内容には大きな違いがあります。
たとえばBeautyCamやYouCamなどのアプリは、個人の娯楽目的での使用を前提としていることが多く、商用利用には対応していない場合があります。
また、無料版と有料版で許諾範囲が異なることもあります。
「無料だから自由に使ってOK」とは限りませんので、安心して活用するためにも、使用前には必ず規約に目を通しておくのが安心です。
❓AIフィギュア化に関するよくある質問(Q&A)
Q1. 自分のイラストをAIでフィギュア化するのに、特別な機材やスキルは必要ですか?
A. いいえ、特別な機材や専門知識は不要です。スマホアプリやWeb上のAIツールを使えば、初心者の方でも簡単にフィギュア風の画像が作れます。直感的に使えるものが多く、操作に迷うことも少ないですよ。
Q2. AIで作ったフィギュア画像は商用利用できますか?
A. ツールによって異なります。多くの無料アプリは「個人利用のみ可」となっており、商用利用(販売・広告・グッズ化など)は禁止されています。商用目的で使いたい場合は、必ず事前に利用規約を確認しましょう。
Q3. 写真ではなく、手描きのイラストでもAIはうまく認識できますか?
A. はい、はっきりした線や明るい色合いのイラストであれば、AIも認識しやすく、綺麗にフィギュア風に仕上げてくれます。逆に、薄い線や曖昧な構図だと精度が落ちる可能性があります。
Q4. フィギュア画像を実際の立体フィギュアにすることはできますか?
A. できます!Copilot 3DなどでSTL形式などの3Dデータに変換し、DMM.makeなどの3Dプリントサービスに入稿すれば、実物フィギュアを製造することが可能です。費用や素材選びも含めて確認してみましょう。
Q5. どのツールを使えば一番リアルな仕上がりになりますか?
A. リアルさを重視するなら「YouCam AI Pro」や「Gemini 2.5」がおすすめです。特にプロンプトの工夫次第で、かなり本格的なフィギュア風画像が生成されます。まずは無料で試せる範囲で使い比べてみるのが良いですよ。
まとめ|AI時代の“推しキャラ”の楽しみ方
イラストをAIで立体的に表現できる時代が、こんなに気軽にやってくるなんて…ちょっとワクワクしませんか?
スマホひとつで簡単にフィギュア風画像が作れるようになり、創作活動やSNS投稿の楽しみもどんどん広がっています。
この記事でご紹介したツールはどれも個性があり、目的に合わせて選ぶことができます。
大切なのは「楽しく」「安心して」使うこと。
著作権や利用ルールをしっかり守って、ぜひあなたも自分だけの3Dフィギュアを作ってみてくださいね。