生クリームをパックのまま冷凍保存する方法
生クリームは泡立てなくても、パックのまま液体の状態で冷凍保存できます。ただし、いくつかの注意点があるんです。
未開封の場合
未開封の紙パックは液体が漏れないため、そのまま冷凍保存できます。しかし、パックの上に物を置いたり、狭い場所に無理に押し込むとパックが破れて中身が漏れる可能性があるので注意してくださいね。
開封後の場合
開封後の生クリームのパックは封を閉じても漏れやすいです。冷凍庫が生クリームで汚れてしまわないように、パックの口をホッチキスで留めてからフリーザーバッグに入れるなどすると安心です。最近では100円均一ショップで、開封した牛乳パックの口を閉じるクリップも売っています。そういったグッズを利用するのも良いでしょう。しっかり紙パックの口を閉じた後、平らで安定した場所に保存してください。
保存期間の注意点
冷凍保存しても、保存期間には注意が必要です。生クリームの保存期間は1〜2週間が目安です。それ以上保存すると品質が劣化し、分離することがあります。複数回に分けて使用する場合は、シリコンカップや製氷皿に小分けして冷凍しておくと後で使う時にラクなのでおすすめです。
解凍方法
生クリームを解凍する方法2選
冷凍した生クリームを解凍する方法は2つあります。
1. 凍ったまま料理に使う
2. 冷蔵庫で解凍してから使う
ただし、生クリームは冷凍することで水分が分離し、クリームの質感が変わるため解凍してからホイップしても泡立ちにくくなります。また食感もザラついて良くありません。
ですので、煮込み料理や焼き菓子・パスタなどの加熱料理に使うのが良いでしょう。
生クリームをパックのまま冷凍した場合、煮込み料理に凍ったまま入れると解凍の手間が省けて便利です。しかし、料理によっては1パックの量が多すぎることがあるため、小分けに冷凍しておくのがベストです。
冷蔵庫で解凍する場合は、冷凍庫から冷蔵庫に移して約8時間で解凍できます。解凍後は2〜3日以内に使い切るようにしましょう。
生クリームは小分けにして冷凍すると使う時に便利
紙パックのまま冷凍するのは手軽ですが、少量ずつ使いたいときには不便です。そんなときには、生クリームを一回分の量に小分けして冷凍するのがおすすめです。
製氷トレーや食品用のビニール袋に入れて冷凍すると、使いたい分だけ取り出せて便利です。また、深めの器にラップを敷いて生クリームを流し込み、包んでから冷凍する方法もあります。この場合、生クリームが漏れないように、包んだラップをフリーザーバッグに入れるなど工夫しましょう。
冷凍保存のメリットとデメリット
冷凍保存は、生クリームを長期間保存するための最も効果的な方法の一つです。冷凍することで、生クリームの風味や質感を保ちながら、約1〜2週間保存することが可能です。
しかし、解凍時に水分が分離することがあるため、使用前にしっかり混ぜる必要があります。また、冷凍保存を予定している場合は、できるだけお店で新鮮な生クリームを選ぶことも重要です。
生クリームを使った料理アイデア
解凍後の生クリームは、加熱用として使用するのがおすすめです。生クリームは生ものなので、時間が経つと品質が変わる可能性があります。
次に解凍後の生クリームが使える料理をいくつかご紹介しますね。
解凍後の生クリームを使った料理のアイデア
- カルボナーラなどのパスタ料理
- グラタン・ドリア
- シチュー
- その他、ホワイトソースを使う料理
- カレーなどの煮込み料理
- ベイクドチーズケーキ、スコーンやマフィンなどの焼き菓子
これらの料理に使うことで、生クリームを無駄なく美味しく楽しむことができます。
生クリームを使った料理の適切な保存方法
生クリームを使った料理やお菓子は、密閉容器に入れて冷蔵保存するのが最適です。使用した材料によって異なる場合もありますが、2〜3日以内に食べきることをおすすめします。冷凍保存よりも風味や質感が劣化しやすいので、できるだけ早めに消費するようにしましょう。
まとめ
今回は、生クリームを紙パックのまま冷凍保存する方法や、その活用方法、注意点についてご紹介しました。
生クリームはパックのまま冷凍するとラクなのですが、一度に使い切れない場合は、事前に小分けにして冷凍しておくほうが便利です。
冷凍保存期間は約1〜2週間、解凍後の保存期間は冷蔵庫で2〜3日ですので、できるだけ早めに使い切るようにしましょう。