外出前にしっかり結んだはずの靴ひもが、いつの間にかほどけてしまうこと、ありますよね。私も買い物中にふと気づいて、そのたびに毎回通路の端にしゃがんで結び直すのは恥ずかしいし、イライラも募ります。靴ひもが地面に着くことで汚れてしまいますし、結び直す手間だけでなく、場合によっては自分の靴ひもを踏んだり引っ掛かったりして転倒する危険もあり、決して無視できない問題です。
そこで、靴ひもがほどけにくくなる簡単な方法があれば、日常生活がもっと快適になると思いませんか?この方法を知ることで、靴ひもが頻繁にほどける煩わしさから解放されるだけでなく、外出時の安心感も得られます。
今回は、靴ひもがほどけにくくなるテクニックや、その理由、そもそもなぜ靴ひもがほどけるのか、その原因についても詳しくお伝えします。この知識を活用すれば、靴ひもを結び直すストレスから解放され、快適なお出かけが楽しめるようになりますよ。
靴ひもがほどけにくくなる簡単なコツ
しっかり結んだはずの靴ひもが、歩いているうちに緩んでほどけてしまうことってありますよね。そんな悩みを解消する簡単なコツをご紹介します。
水を使った簡単な方法
必要なのは「水」だけです。靴ひもを結ぶ前に、数滴の水を結び目になる部分に垂らしてから、しっかりと結びます。これだけで靴ひもがほどけにくくなります。
ほんの少しの水でOK
水を数滴垂らすだけで効果がありますが、この方法が有効なのは靴ひもの素材によります。吸水性の高いコットン製の平たい靴ひもには特に効果的です。一方、ツルツルしたナイロン製の素材やワックスコーティングされた靴ひもにはあまり効果がないかもしれませんので注意が必要です。あと、高級なスニーカーなど素材を傷めてしまう可能性があるものにはおすすめしません。
水だけで靴ひもがほどけにくくなる理由
靴ひもがほどけにくくなる簡単な方法としておすすめなのが、結ぶ前に靴ひもを濡らすことだとお伝えしましたが、何故水だけで靴ひもがほどけにくくなるのでしょう。
その理由は、水を数滴垂らしてから靴ひもを結ぶと、水が繊維に浸透して膨らみ、結んだ靴ひもの繊維同士が密着しやすくなります。この状態でギュッと結ぶことで、靴ひもがほどけにくくなるのです。
そして、しばらくすると濡らした靴ひもは乾燥しますが、その過程で繊維の隙間が埋まり、さらにほどけにくくなります。乾いた後でも効果が続くので、頻繁に結び直す手間が省けると言うことです。
靴ひもがほどける原因
どれだけきつく結んでも、歩いているうちにほどけてしまう靴ひも。そもそも、何故こんなことが起きるのでしょうか?その主な理由を以下にまとめました。
素材
一般的に、ナイロンなどのツルツルした素材の靴ひもは滑りが良く、ほどけやすいです。さらに、ワックスが塗られた靴ひもも滑りやすくなり、ほどけやすい傾向があります。一方、スニーカーに使われている綿の平たい紐は、接地面が広く本来は、ほどけにくいのが特徴です。
足の動きによる振動
歩いたり走ったりする際の足の動き、特に蹴り上げと着地の振動で靴ひもに負荷がかかり、緩んでほどけやすくなります。これに加えて、運動量が多いほど振動が増え、靴ひもがほどけるリスクも高まります。スニーカーには綿素材の平たい靴ひもが使われていることが多く、ほどけにくい素材とは言えますが他の靴と比べて運動量が多くなる事がほどけやすい原因と言えます。
このような原因を理解し、適切な素材や結び方を選ぶことで、靴ひもがほどける問題を軽減することができます。
まとめ
今回は、靴ひもを水で濡らすだけでほどけにくくする簡単な方法をご紹介しました。靴ひもを結ぶ前に結び目に数滴の水を垂らすと、靴ひもの繊維が膨らみ、結び目の繊維同士がしっかり密着してほどけにくくなります。更に、乾いた後でも効果が続くのは嬉しいメリットですよね。
靴ひもがほどける原因には、「歩行時・走行時に伝わる振動」や「ナイロン製などの滑りやすい素材」が影響していることもお伝えしました。知らないうちに靴ひもがほどけていると、結び直す手間がかかるだけでなく、気づかずに歩き続けることで転倒などの危険があります。
しっかりと結んだつもりでも、結び方や靴ひもの素材・形状によってはほどけやすくなることが分かっています。例えば、丸紐よりも平たい紐の方がほどけにくいという事もお伝えしました。
一般的に知られている「靴の種類」や「使用目的」に応じた、ほどけにくい結び方を実践することでさらに安定性が増すと言われています。
ですが、出かける前に靴ひもを水で濡らすというとても簡単なひと手間で、外出中の煩わしさを解消できる方法もありますので、ぜひ一度試してみてくださいね。