大掃除で気づくトースターの汚れ
オーブントースターは、毎朝のトーストやグラタン、お餅など、さまざまな料理に欠かせない調理家電です。しかし、コンロのように頻繁に掃除することは少なく、汚れがたまりやすい傾向があります。普段見て見ぬふりをして、気がつけば、大掃除の時に初めて「こんなに汚れてたんだ!」と驚くこともあるでしょう。実際私も汚れを放置し過ぎて、溜まった汚れを取るのに苦労しました。
そこで、忙しい方におすすめの、簡単にできるオーブントースターの掃除方法をご紹介します。この方法なら、日常の忙しさの中でも短時間で効果的に汚れを落とせます。焦げ付きやすいヒーター部分も、驚くほど簡単にピカピカにできますよ。これを知っておけば大掃除も少しラクになります。ぜひ、参考にしてみてください。
トースターのヒーターに付いた焦げを簡単に落とす方法
オーブントースターで食パンを焼くだけなら、パン屑が少し落ちる程度で大きな汚れは気になりません。しかし、ピザトーストやお餅、グラタンを焼くと、瞬く間に汚れが付いてしまいます。特にピザはトレーに乗せずに焼くと、チーズが流れ落ちて「アッ」と思った時には既に遅くてヒーターに溶けたチーズが付いてしまっています。すぐに掃除したくても、トースターが冷めるまで待たなければならず、焼けたピザを食べている間に忘れてしまうことが多いですよね。
ヒーター部分に汚れが残ったまま使うと、焦げ付きがどんどん蓄積されます。ヒーターは非常にデリケートなので、力を入れて擦ることはできません。取扱説明書にも、力を入れないようにと記載されていますが、具体的な掃除方法は詳しく書かれていません。
インターネットで調べると、重曹やセスキ炭酸ソーダなどを使う方法が紹介されていますが、これらはヒーター以外の部分に使うものです。ヒーターには別の掃除方法が必要なんです。
ヒーター部分には洗剤を使わず、「熱めのお湯」と「マイクロファイバークロス」だけを使います。まず、ゴム手袋をはめ、マイクロファイバークロスを熱いお湯に浸してしっかり絞ります。次に、そのクロスを焦げ付いている部分に当ててしばらく放置します。焦げが柔らかくなったら、マイクロファイバークロスで優しく拭き取ります。力を入れると破損の恐れがあるので注意してくださいね。
特に長期間放置してしまった頑固な焦げは簡単には柔らかくならないため、お湯で温めたクロスがぬるくなったり冷めたら再び熱いお湯に浸し、焦げに当て続けます。これを繰り返すことで、ヒーターに無理な力をかけずに掃除を安全に行うことができます。
オーブントースター本体の汚れを落とす効果的な方法
オーブントースターの本体の表面に気になる汚れがあれば、サッと拭くのが一般的です。それより手ごわい汚れは、主に底面に溜まったパンくずや受け皿、そして扉のガラス面です。
まずは取り外せる部分を外し、掃除しやすい状態にします。受け皿や網などは外して、掃除機の隙間ノズルでパンくずを吸い取るかシンクなどで洗います。
受け皿の掃除方法
こびりついた汚れは、ヘラや使わなくなったプラスチックのカードなどでこそげ落とします。それでも落ちない場合は、中性洗剤やセスキ、重曹を使い、キッチンペーパーやラップで汚れた部分を包みます。汚れが浮き上がったら、きれいに拭き取ります。
網の掃除方法
網は、薄めた台所洗剤の水に浸け置きしてから洗うと、力を入れずにきれいになり、手荒れのリスクも低減されます。頑固な汚れには、
セスキを水で薄めます。ラップを網が包めるくらいの大きさに広げます。その上に網を置いたら、作ったセスキ炭酸ソーダを全体に均等にスプレーをします。その後、ラップで網を覆って、汚れた部分にセスキ炭酸ソーダが浸み込むようにしばらく放置します。この方法でセスキ炭酸ソーダが汚れに効果的に作用します。
ガラス窓の掃除方法
ガラス窓の掃除には、マイクロファイバークロスやメラニンスポンジが効果的です。水で濡らしたクロスやスポンジで、小さな円を描くようにしてガラスを擦り汚れを落とします。本体とガラスの隅に溜まった汚れは水で湿らせた爪楊枝で掻き出すと汚れが落ちやすくなります。
オーブントースターを綺麗に保つ方法は?
日々、頻繁に使うものだからこそ、汚れを防いで掃除の手間をできるだけ省きたいですよね。
一般的な方法として、一番下の受け皿をアルミホイルで覆って、汚れが溜まったら簡単に取り替えるという手段があります。これは効果的な方法ですが、私の一番の悩みはガラス面に飛び散ったパン屑です。新しいパン屑は薄茶色ですが、使い続けるうちに温められて焦げ付き、黒く変色してしまいます。そうすると、焦げた部分からシミのような汚れが付着してしまいます。
このような状態になる前に、こまめに拭き掃除をするのが良いのではないでしょうか?という意見も理解できますが、日常の忙しさの中では、常に綺麗に保つのは難しいですよね。それでも、「家電が汚れている」と家族に指摘される前に、汚れが目立つようになったら掃除するようにしています。
その際、私が使っているのは「マイクロファイバークロス」です。普通の布では汚れがなかなか落ちず、力が必要ですが、マイクロファイバークロスなら少ない力で簡単に汚れを取ることができます。これをキッチンの良く目に付く場所に常備しておくととても便利です。
また、100円ショップで手に入る小さいブラシとチリトリのセットもおすすめです。これもキッチンのサッと手に取れる場所に置いておけば、トースターの中のパン屑を掃除機を出さずに簡単に取り除くことができます。このホウキは他にも、炊飯器の奥に落ちてしまって乾燥したご飯粒を取ったり、パン作りやお菓子作りで散らばった粉類などを掃除するのに役立ちますよ。
まとめ
今回はオーブントースターを使っていて付いてしまったヒーターの焦げ付きを落とす方法をお伝えしました。
ヒーター部分には洗剤は使えないので、熱いお湯をマイクロファイバークロスを使えば安全に掃除することが出来ます。
また、ヒーター部分以外のトースターの汚れを防ぐためにはアルミホイルを使ったり、専用のトレイを利用するのが最も効果的です。私個人的には受け皿にアルミホイルを巻くのが一番気に入っています。これなら捨てて取り換えるだけなので、月に1度など交換時期を決めて定期的に綺麗にすることが出来ます。
今回お伝えした方法を知って実践しておけば汚れを溜めずに済むので、大掃除の時に面倒な作業が1つ減らせてラクが出来るようになりましたよ。
是非参考にしてみてくださいね。